情報統合思念体への手紙

16号廃墟へ向かう道

不等式の文章題

 P,Q,R,......:センテンス

 a,b,c,......:パラメタ

とする.このとき(問題文は省略)

(設計)

 P:1個160円のりんご(できるだけ多く)

 Q:1個130円のみかん

 R:りんごとみかんを20個買う

 S:200円のかご

 T:代金の合計を3,000円以下にしたい

に対して P,Q,R,S,T\vdash P∧Q∧R∧S∧Tより答えが求まる.

(仕組)

 まず,りんごの個数を xと置く(存在仮定).次に以下のような方程式を立てる.

 160x+130(20-x)+200≤3000

このような xについて解けば

 x≤\displaystyle\frac{20}{3}=6.666\cdots\cdots

を得る.そして,りんごはできるだけ多く買うので最大の正整数を考えると

 x=6  (存在仮定除去)

が求まる.▢

☆ 存在仮定とは仮定落としをしなくてもよい仮定のことをいう.つまり,存在仮定は最終的に存在仮定除去が適用されるので,通常の仮定落としを考えなくてよい.