情報統合思念体への手紙

16号廃墟へ向かう道

パラメタ数学(算数)のやり直し1

 自由変数でしか考えていない(実質的にパラメタと変わらない限量記号による数学)数学は意味がないので,算数からやり直す.

 x,y,z,......:束縛変数

 a,b,c,......:パラメタ

とする.

問 太郎はクイズをした.1問正解すると5点,不正解だと2点引かれる.太郎には予め40点が与えられている.そして,20問のクイズをしたら,得点は84点だった.太郎は何問間違えたか?

(解答)

 太郎の正解数を xと置く.  仮定

① 正解すると5点 i.e.  5a  ∀-除去

② 不正解だと-2点

☆ 得点を引くというのは「マイナス元」を意味するということを認めるべきだ.自然数にマイナスという演算を入れ (m-n, m >  n)差はマイナスにならないという説明は苦しい.

③ 問題数全体は20問

①と③より, 20-aが不正解数の量を表す.  ④

ここで,②と④から

 -2(20-a)  ⑤

と書ける.

⑥ 太郎の得点数は84点.

⑦ 予め与えられた点数は40点,すなわち44点を獲得した. (⑥による)

①,⑤,⑦より aの方程式

 5a-2(20-a)=44

を立て,これを解けば a=12であるから

 5a-2(20-a)=44 ⇒ a=12  ⇒-導入

と成る.この論証に仮定はないので,∀-導入適用可能である.

 したがって

 x=12  ∀-導入

より

 20-12=8(問)

を得る.▢

 

  • わかったこと

 束縛変数 xに対して,これに四則演算などの操作を施すには正当性(妥当性)が必要である.そこで,ある量を xと置いたときに(仮定),たとえば

 5a, -2(20-a)  ∀-除去

という操作をして aの方程式

 5a-2(20-a)=44

を立てる,と考える.