自由変数でしか考えていない(実質的にパラメタと変わらない限量記号による数学)数学は意味がないので,算数からやり直す.
とする.
問 太郎はクイズをした.1問正解すると5点,不正解だと2点引かれる.太郎には予め40点が与えられている.そして,20問のクイズをしたら,得点は84点だった.太郎は何問間違えたか?
(解答)
太郎の正解数をと置く. 仮定
① 正解すると5点 i.e. ∀-除去
② 不正解だと-2点
☆ 得点を引くというのは「マイナス元」を意味するということを認めるべきだ.自然数にマイナスという演算を入れ > 差はマイナスにならないという説明は苦しい.
③ 問題数全体は20問
①と③より,が不正解数の量を表す. ④
ここで,②と④から
⑤
と書ける.
⑥ 太郎の得点数は84点.
⑦ 予め与えられた点数は40点,すなわち44点を獲得した. (⑥による)
①,⑤,⑦よりの方程式
を立て,これを解けばであるから
⇒-導入
と成る.この論証に仮定はないので,∀-導入適用可能である.
したがって
∀-導入
より
を得る.▢
- わかったこと
束縛変数に対して,これに四則演算などの操作を施すには正当性(妥当性)が必要である.そこで,ある量をと置いたときに(仮定),たとえば
∀-除去
という操作をしての方程式
を立てる,と考える.