情報統合思念体への手紙

16号廃墟へ向かう道

パラドックス

 同一の集合A=Aに対して

 a∈A, b∈A

を考える.このとき論理学第一法則より A=Aであるから

 a=bともa≠bとも言い切れない.

例 単射

 a,b∈Aに対して

 f(a)=f(b)⇒a=b

であるが,集合 Aがたとえば実数全体の集合である場合に,このような a bはどんな数に該たるのか,という問題がある.このときの a,b a=bとあるが実質的に a=aを意味しており,記号的な問題があると考えられる.