この定理は証明することができません.しかし,これを契機に抽象代数学をより理解するために勉強したいと思います.この定理は以下の文献に掲載されています.
参考文献
D.G. ノースコット著新妻弘訳『ホモロジー代数入門』共立出版
- 定理1.1
全準同型
とする.このとき誘導写像
は同型写像である.
(試算)
と置く.このときより
である.
(説明)
について
に対して
①
を計算する.
まず,誘導写像についてを考える.このとはであり
() ②
と表される.
次にに置けるの剰余類を試案すれば☆より
であるから①のように前件を仮定することができない.
以上より,この定理は証明できない.
☆つづき
この定理は「任意」の元少なくとも1個をとることを保証する.