情報統合思念体への手紙

16号廃墟へ向かう道

犯人捜しのロジック

(1)  aかbの少なくとも一方は犯人である.

(2)  aが犯人であるのにbが犯人でない,ということはない.

 A:aは犯人である

 B:bは犯人である

とする.このとき何が言えるか命題論理で犯人を捜せ.

(解答)

(1)を記号化すると A∨B

(2)を記号化すると ¬(A∧¬B) i.e.  ¬A∨B (ド・モルガンの法則)

いま真理値の組合せは

 T T ①

 T F ②

 F T ③

 F F ④

である.このとき

(1)の可能世界は①,②,③

(2)の可能世界は③

であるので,両者の共通世界は③であることがわかる.したがって aは犯人ではなく, bの単独犯である.