とする.このとき以下から言えることは何か?
(1)
(2)
(3)
(4)
(解答)
真理表
TTT ①
TTF ②
TFT ③
TFF ④
FTT ⑤
FTF ⑥
FFT ⑦
FFF ⑧
で可能世界を考える.(3)について,このままだと後件の真理値はFなので,可能世界すべてを消去しなければならず,それだと(1)から(4)の共通世界は無い,と結論付けられてしまうことになる.これを回避するために,選言を仮言に変形する.すなわち
である.このように,日常用語と論理用語は食い違うこともあるので,メタ言語の言葉に囚われるのはあまりよくない,と思われる.同じ理由で(4)は
仮言から選言への変換
と読み換える.
(1)について
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦
(2)について
② ④
(3)について
③ ④ ⑤ ⑥
(4)について
② ④
したがって共通世界は④であるので太郎は正しいが,次郎と三郎は誤っている,ということがわかる.