とする.このとき
i.e.
と置くとが成立する.
(理由)
ここで考えることは,が-準同型写像に成るのか,ということである.
(ア) について
よりは(ア)をみたす(が-準同型であるから).
(イ) について
は-加群であるので次のように変形できる
よりは(イ)をみたす.
したがって,と成る.▢
- が-加群を成すこと
(理由)
に対して
()
と置く.このときより
-
を得る.実際
・について
に関して
(-)
・について
(-)
・について
(-)
・も同様の理由で成立する.
以上より,-▢
- 結果
は可換環である,という仮定をしたが,結果としてその交換性を用いることは無かったので,を非可換環とし(加法群であることは残る)は左-加群である,と考える.