情報統合思念体への手紙

16号廃墟へ向かう道

算数のやり直し4

問 36人の組で,弟と妹の有無ついて調べた.弟がいる人は16人,妹がいる人は10人,弟も妹もいない人は13人だった.弟も妹もいる人は何人ですか?

(解答)

 U:組全体の人数 36人 i.e.  U:=\{36\}  仮定

 A:弟がいる人数 16人 i.e.  A:=\{16\}  仮定

 B:妹がいる人数 10人 i.e.  B:=\{10\}  仮定

 (A∩B)^c:弟も妹もいない人数 13人 

i.e.  (A∩B)^c:=\{13\}  仮定

とする.このとき

 A∩B

を求めたい.

①  A⊔Bについて

 U-(A∩B)^c=A⊔B

 \{36\}-\{13\}=\{23\}  山積

より

 U-(A∪B)^c=A⊔B ⇒ \{36\}-\{13\}=\{23\}  ⇒-導入

              ⇒ A⊔B=\{23\}  ⇒-導入

②  A∩Bについて

 A∪B=\{26\}

より

 (A∪B)-(A⊔B)=A∩B

 \{26\}-\{23\}=\{3\} 山積

であるから

 (A∪B)-(A⊔B)=A∩B

 ⇒ \{26\}-\{23\}=\{3\}  ⇒-導入

 ⇒ A∩B=\{3\}  ⇒-導入

この論証に仮定はないので,∀-導入適用可能である.したがって,弟と妹がいる人は3人である.▢

 

☆補足

  A∩B=\{3\}に∀-導入を適用する,とはどういう意味だろうか? 全称判断は単独判断も含むので, \{3\}を強いて限量記号で表示すれば

 ∀3[A∩B=\{3\}]

と書ける.この表示を省略したものが

 A∩B=\{3\}

である.